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propman's diary

「ヨット&ボートの修理屋」 propman(プロップマン)の身の回りの出来事などを綴っています・・・
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好きなんだけど…
 仕事柄、エンジン整備も色々ありますがディーゼルエンジン主体です。久しぶりにガソリン船外機の解放整備…。

実は、私の友人所有の船外機が非常事態ということで、あえてお笑い状態での掲載です。

エンジンの調子が悪い(オーバーヒート)ということで診て爆笑!(私のお友達ならでは)
エンジンは100馬力の4サイクルエンジンで、かれこれ10年は使っていたもの。

エンジンオイルのレベルゲージを抜いたら、いきなりコーヒー牛乳が吹き出てきましたっ!!
冷却水(海水)通路が電蝕で穴が開いてオイルパンと繋がってオイルに海水が混じって褐色の液体になっていたという訳です。
もちろん海水が流れ込む訳ですからオイルパンはオーバーフローします。
船外機だからこの辺りはエンジンの真下だから下回りを解放整備すればほぼ良いか…と思いきや、
スターターモーターを回そうにも「ガシ!ガシ!」と音がするだけでクランキングしない。
嫌な予感…スパークプラグを抜くとシリンダー内に海水が入っています…ウォーターハンマーです。
どうやら腰上にも穴が空いてる…(((((((((((^^;

結局、エンジン全開放。
シリンダーブロックの海水通路と排気通路の隔壁に電蝕によって穴が開いてますよょょ。(写真中央)
冷却水(海水)通路と排気通路は貫通…
これによって、冷却海水が回りきらずに排気と一緒に外にサヨナラ。オーバーヒートの原因です。

で、シリンダーヘッドの海水通路は塩の塊だらけ!やはり電蝕で燃焼室に海水が入っていたようです。ウォーターハンマーの原因です。
動脈硬化…

結局、シリンダブロック&シリンダヘッドと諸々の交換になってしまいました。
ここまで来るとかなり気の毒…

4サイクル船外機が主流になってきて、排ガス対策に燃費や騒音、出力においてもなかなか良くなってきている反面、メカ部分や液体が溜まる空間などが増えているうえ、重量を落とすにためにアルミニウム合金は当然ながら欠かせない。
海水とアルミの相性は良いはずがないので、アノード(犠牲アルミ)を冷却通路に仕込んでエンジン本体の腐食を防ぎたいところですが、これがなかなかうまくいかなかったりする。

2サイクルから4サイクルになってしまっている船外機のガソリンエンジン故、コンパクトに造りたいが、完全燃焼を考えて設計されているから、熱も半端ではなく冷却水の通路は細かく分散して必然的に狭くなる。そこに塩分たっぷりの海水が通る訳だから、詰まってしまって当然のこと。
ここで変な流れができてしまって、電蝕に繋がってしまうのでしょう。

エンジン解放&組立ってのは、個人の趣味的に右脳も左脳も刺激されて大好きなのですが(スミマセン)
当然のことながら、お高くつきます。

最近の船外機はこういった現象回避するために、水洗キットが付属しています。
使用後は水洗キットを使って水道水で海水通路をきっちり洗いましょう。

「壊れても、お安くしますよ♪」なんて言えません。
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