propman's diary

「ヨット&ボートの修理屋」 propman(プロップマン)の身の回りの出来事などを綴っています・・・
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キャビンの床板の傷みは諦めないで!
 ボートやセイリングクルーザーのキャビン内の床は、まあ、殆どと言って良いほど「木目のストライプ」の柄の「ツキイタ(突板)」です。
以下、「ツキ板」とします。

あくまで「ストライプ」に拘らなくてもヨットのキャビンの床板は「ツキ板」が標準です。
で、ツキ板ってのは何でしょう…

簡単に説明しますと、
綺麗な模様や色をもった木材は、高価で希少になっていることはご存じの通りだと思います。
原木を無垢で床板などにそのまま使うと、内部の水分や木の性質によって、反ってしまったり、割れてしまったりすることがあります。
その希少な木材を薄くスライス(0.3~1.0mm)して反りや腐食に強い「合板(ゴウハン)」に貼り付けて使います。こういったものを総称して「ツキ板」と表現しています。
天然木を薄くツキ板に加工する事で水分量が均一に近くなり割れや歪みが極限まで軽減されます。このことから天然木をいろいろな物や場所に使用できるようにしてある訳です。

前置きが長くなりました。
お客さんから、「ヨットの床板のコンディションが悪くなっているけど、かなりひどいので、何か良い方法は無いか?」とのこと。
↓お預かりした床板
傷んだ床板
お客さん:「ひどいでしょう、再生不能ですよね?諦めてコンクリ用コンパネ買って来るので、形に合わせて切ってもらえますか?」
私:「え~!あの黄色いコンパネですか~!?そんなことしなくてもちゃんとすれば綺麗になりますよ!!!」
↑写真をクリックして拡大画像をよくご覧ください…こんな感じの床板はそこそこの船齢でもよく見かけますよね!?

ヨットの床板に使われるものは、ツキ板の表面をニス塗装(またはウレタン塗装)してあるものが多いのですが、それに漏れずお客さんのはウレタン塗装(クリアー)してある床板だったので、「傷は別にして再生可能です」と返答しました。
床板の色を悪くしているのは、表面のウレタン塗装の劣化が原因です。特に土足OKの艇や、入口付近の雨水の入りやすい箇所は表面の痛みが早く仕方がないですね。
早速、サンディングして表面の塗装を剥がし、表面のホコリを除去してサンディングシーラーを塗装します。
↓それがこの様子…これだけでも超綺麗でしょ!!
サンディングしてシーラーを塗装した床板

表面をサンディングして面を整え、ニスを2回塗装。ご予算の都合もあり、あくまで最短の仕上げとなりましたが、これだけで、ピカピカの床板に戻りました。
ニス塗りした床板

これは、ちょっとしたコーナーの上蓋です。アクリル窓が割れて慢性的な雨漏りで、表面が傷んでしまって「諦めモード」のコンディション…いやいや、そんなことありません!
雨漏りで傷んでしまった…

サンディングしてニスを2回塗っただけで…
ちょっとしたことで、ここまで綺麗に!

下の合板が腐食してしまっていたり、ツキ板表面の塗装が無くなって表面がかなり傷んでしまっている場合は仕方がありませんが、すぐに諦めないで相談してください。

「DIYが楽しくできる方」なら、プロに頼まなくても充分に可能な作業です。


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