propman's diary

「ヨット&ボートの修理屋」 propman(プロップマン)の身の回りの出来事などを綴っています・・・
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製造ミス!?
今、お受けしている仕事…クルーザーヨットの命、バラストキール取り付け部の修理。

バラストキールを岩に当てた=オンザロック
という、ヨット乗りにとっては一番怖い事故ですが、
損傷状態が摩訶不思議…(?o?) と言わざるを得ません。

鉛製のキール自体に大した損傷が無いし、根元の接合部にも軽くクラックが入っているけど、深いものではなさそう。
軽い損傷… キール付け根に薄いクラックあり

鋳鉄でできたバラストキールなら根元の接合部の損傷が大きくなる。

コイツは鉛でできた柔らかいバラストキールなのだからキール自体が思いっきり損傷するはず…
なおかつ、根元の接合部にも軽いクラックのみなのに、
船内に貫通する10本のセットボルトの殆どの部分から浸水…(?o?)
セットボルトから浸水
怪しすぎます。

バラストキールは船体から切り離し、周囲を削ってみた…(@@;) 
黒い部分は完全にくっついていないのがわかります。
これは、ショックによるものではなく、ちゃんとくっついていない部分に海水が入ってしまっています。
この部分は表面がかなり滑らか=衝突などのショックで剥離したものではないということ。
内部で剥離してます
この後、ガシガシ削ってみましたら、
バラストキールの接合部周辺はまるまる一周接着不良でありましたぁああああああ。

■結論
バラストキールの接合部と船体は元々別々に作られていて、
造船所でヨットを建造する際に双方を接着したつもりが…
何らかの理由で全域にわたってうまく接着されていなくて内部で分離していたところに、
重いバラストキールによって、根元にはストレスが溜まり続けて、小さなクラックは昔からあったのかも知れません。
キールを軽く岩にヒットさせてしまってクラックが大きくなり、結局セットボルト部分がら浸水量が増えた…という推理になりました。
造船所でこんなミスがあったのか!?と思うと、ちょっと怖くなってしまいました。
ま、建造から20年は経過している固体だし、事故が無くて良かった良かった。

もちろん、修理工事はかなり面倒くさいことになっていってしまいました…(ToT)
久々にFRPの大工事なので、身体が痒い痒い(> <)
また20年は乗れますね♪(笑)


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