propman's diary

「ヨット&ボートの修理屋」 propman(プロップマン)の身の回りの出来事などを綴っています・・・
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うむむ…
 某メーカーのヨットの清水タンク…かな~り昔から気になっていた水漏れ。
事象としては過去に何度も経験済みで、もうそろそろビルダーさんもなんらか対策をしてくれてもよさそうなものだけど、かれこれ20年以上そのまま。対策してくれませんねぇ…うむむ。

こいつはどうやらポリプロピレンで出来ている様子で、材料を例えるなら灯油用のポリ容器のかなりごっつい感じのもの。
厚みは10mm以上あるけど、容量は200リットルくらいあって、形状も船内の形状にあわせて作ってあるので、水が満タンのときと少ないときでは、タンクがかなり変形する。(パンパンに膨らんだりゲッソリと凹んだり)

水漏れの原因として一番多いのが、タンクの点検口(スカッパー)部分が歪んで水が漏れる。
それを見つけると、ちょいとキツ目に蓋を閉めてみる→やっぱり漏れる→Oリングを交換してみる→やっぱり漏れる→周囲をシーラントで塞ぐ…これが通常のプロセスで、これで水漏れが止まれは大きな出費も無くとりあえずOK。

タチの悪いのは、膨らんだり凹んだりを繰り返しているうちに、タンク補強部分が疲労によって割れる。
これは致命傷かも。

基本的にポリプロピレンはFRP樹脂でしっかりと接着できない。どうにか水が止まれば良しとしますが、たいがいは自然と剥がれたりして再発することがあるのでやりたくない。
試しに半田ゴテで割れた部分を溶かしてくっつけてみましたが、何度か水を溜めたら、同じところが割れました(恥)溶かして接着した部分は周囲よりも固くなっていました。

で、今回の事象はタンクに4か所のクラックがあって、修復しての使用はどうかと…

ソフトタイプのフレキシブルタンクは、価格が安くて良いのですが、設置の落ち着きの問題やゲージが取り付けられないので残量の確認がしにくいということで、却下。
フレキシブルタンク
ステンレスで作る方法で、専門の加工屋さんに図面を見せたら「こんな複雑なモノ、よぅ作らんわい」とバッサリ切られた…(汗)
仕方がないので自分で何とかするかぁ~
タンクを型取りして、FRPで丸々作っちゃいました。ガチガチです(笑)
清水タンク型取り

↓異形です。向かって左が制作したもの、右が元のもの。
異形タンクです

↓強度を上げるために補強を増やし、内部はゲルコートで仕上げます。
内部はゲルコートで

↓船内に設置
船内に収まりました

今年の酷暑の後ついに夏バテになってしまい、少々つらい工事になってしまいましたが、収拾ついて一安心でした。
しかし、ポリプロピレンの確実な修理方法って無いものなんでしょうかねぇ…うむむ。
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